天井の改装工事
天井の改装工事
天井の高さは出来るだけ高いほうがいいですね。
狭い部屋でも広く感じます。
解放感があります。
2階の部屋では、小屋裏を利用して屋根勾配で天井を作ることが出来ますが、
1階の部屋ではそうはいきません。
2階の床、壁を支える梁がありますので、天井を上げる幅が少ないです。
フラットな天井にこだわらないのであれば、
梁をみせて天井を上げる方法もあります。
この場合、梁が化粧仕上げに出来ればワンポイントになっていいのですが、
改装工事の場合は見せるための取り付けていませんので、
下手に見せるよりクロスで巻き込んでしまうのが普通です。
それでも、普段の天井とは違う雰囲気がありますが。
天井の下地は、仕上げ材を取り付ける為に造りますので、
重量物(例えばシャンデリアなど)を取り付けるには事前に下地の補強が必要です。
また、照明器具の取付位置も部屋のバランスを
考えて配置しないといけません。
特に、ダウンライトの場合は、天井に穴を開けますので、
事前に下地をずらしておきます。
ここでは、天井の下地施工についてご紹介します。
天井下地造作
主に、野縁(36㎜角 寸三,大桟ともいう)を使用します。
組み方は大工さんによって色々ありますが、今回は標準的な組み方です。
写真では判りにくいですが、天井のまんなか辺りを若干むくらします。
これは、フラットに作ってしまうと出来上がった時に天井のまんなか辺りが下がって
見える為です。
こういう所は、大工さんの知恵ですね。
これは、勾配天井の下地です。
作り方は同じです。
堀上天井の下地です。
梁をさけて、部分的に天井を上げました。
天井断熱材
壁と同じように断熱材を入れます。
ここでもパーフェクトバリアを使っています。
天井ボード貼り
壁と同じように、石膏ボード(ハイクリンボード)を貼ります。
ここでは、厚みが少し薄い9㎜を使います。
天井にカーテンなどを取り付ける為に下地として
ラワンべニアを貼っています。
仕上げ
仕上げは、クロスを貼って仕上げます。
これは、堀上天井の仕上げです。
ちょっと変わった仕上げで、構造用合板を貼りました。
梁を化粧でみせると、こんな感じです。
天井の仕上げは、無垢の化粧板を使用しました。
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